入れ歯のお手入れについて②
こんにちは。
札幌市南区にある ときわプロケア歯科クリニック 助手の新山です。
今回は入れ歯のお手入れで大切なことについて
お話ししたいと思います。
普段、皆さんは入れ歯をどのようにお手入れしていますか？
そのタイミングやお手入れ方法、管理の仕方など様々だと思います。
入れ歯は人工の歯ぐき、人工の歯を使用しているので
虫歯や歯周病にはなりませんが、
正しくケアをしないと、臭いがしたり、カビが生えたり
様々なトラブルを引き起こします！
お口の中に長時間入れて使うものなので、
お箸や食器以上に清潔に管理する必要があります！
入れ歯のお手入れで大切なこと
食事をするたびに洗浄する
入れ歯は、本来ご自身の歯と同じように毎食後のお掃除が必須です。
食べ物のカスが入れ歯に付着していると口臭の原因となり、
入れ歯と歯茎の間で痛みが出るリスクがあります。
そのため、食後や服薬後はこまめに入れ歯の清掃を行い、
食べ物のカスや細かな粒子を残さないようにしましょう。
定期的に調整する
入れ歯は作って終わりではなく、定期的な調整も欠かせません。
また、入れ歯の調整だけではなく、残っている歯の健康管理も重要です。
歯周病のリスクが高い患者様などは特に注意しなくてはなりません。
就寝前に入れ歯洗浄剤を利用する
入れ歯に付着した汚れや菌を、義歯ブラシによる洗浄だけで落とすのは難しいです。
そのため、ブラッシング後に1日1回は洗浄剤を使用すること大切です。
①容器に水またはぬるま湯を張る
まずは、入れ歯を外す際に落としてしまわないように、
洗面器や容器を用意して水またはぬるま湯を張り、その中で洗浄します。
排水溝に入れ歯が落ちるのを防ぐ予防策としても有効です。
②入れ歯用ブラシで磨く
水道水を流したまま、入れ歯用のブラシと洗浄剤を利用して
容器の上でやさしく磨きます。
特に、歯肉に接する入れ歯の内面や、部分入れ歯のバネなどは
汚れが残りやすいので注意しましょう。
お薬を飲んだ後は細かな細粒が入れ歯に付着していることもあります。
③入れ歯洗浄剤を溶かした水かぬるま湯に浸ける
コップもしくは専用の容器に、水またはぬるま湯と洗浄剤を入れ、
ブラッシング後の入れ歯を浸けておきます。
入れ歯をより良い状態で長く維持するには、
毎日のお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。
繊細なお口の中で使用するものです。
些細なことでもお困りごとや、違和感などありましたら、
かかりつけの歯科にご相談ください。
