本末転倒

こんにちは!

札幌市南区のときわプロケア歯科クリニック・院長の森公寿(きみひさ)です。

一人のご婦人が歯の痛みを訴えて、当院を来院しました。痛みのある歯以外にも治療を要する歯があったのでその旨を伝えると次のような返事が返ってきました。

「先生、私は積極的に治療はしなくてもいいです」「いっそのこと全部抜いて総入れ歯にすることはできないものでしょうか」

とおっしゃるのです。その理由をお聞きすると…

「私の親を看取る前、介護状態だったときに歯が残っていて、いろいろ大変だったんです。私が介護される立場になったとき、同じような迷惑を周りの人たちにかけたくないんです。だからその時までには総入れ歯になっていたいんです」

私は、「介護前提ですかっ!!(心の叫び)」とびっくりするとともに、「いかにも日本人らしい考え方だなぁ」と半分感心してしまいました。

みなさんはどう思いますか?

そもそも、寝たきりの人がこんなに多い国は世界中見渡しても日本だけです。

病気になったら、誰でも平等に格安に治療を受けられるこの国の国民は、病気や体の衰えを未然に「予防」するという意思が希薄です。

まずそのことを認識することが重要です。

それでは具体的に何をすればよいのでしょうか?今までの日本人に足りなかったこと。

運動?重要ですよネ。

栄養?とっても大切です。

でも、それ以上に効果的なのは「歯を残すこと」ではないかと思うのです。

運動するのでも、栄養を取るのでも、上下の歯がしっかり支えあっていることは非常に重要です。

それが無くなったとたんに衰えていくのは、理屈ではないです。動物って、そんなものなんです。人間も決して例外ではない。

結局はそこに落ち着くのかと思われますか?

結局はそこに落ち着くんです。

みんなで取り組もう、予防歯科!

 

 

 

 

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